これから先輩、先生デビューするみなさんへ

春。これから新しく先輩になる人、先生になる人もたくさんいることと思います。最近私の周りでもそういう方々に向けてメッセージを発信している方も多く、それに便乗してではありませんが、今日は私もそんな方々に向けてメッセージを送りたいと思います。
自分が初めて教員になったときのこと。
最初の授業は、手足はガクガク、板書間違える、終わる時間勘違いなど散々な授業でした。その後も、しっかり準備をしていたつもりでも問題が途中で解けなくなって立ち往生したり、騒ぐ生徒を押さえきれなかったり、「先生変えろ」と言われたり。自分でも情けないくらいで、教員なんか辞めた方がいいのではないかと思うこともたくさんありました。
それでも、初任当時の生徒が教育実習で戻ってきたとき、「先生、授業上手くなったね」と言ってくれました。自分では気づかないうちに、少しずつできるようになったことも増えていったのかなと思います。今もまだまだで、授業がうまくいったと思うことは稀ですが、日々積み重ねる中で成長し続けていけるのだと思っています。
先生も先輩も初めは初心者なんです。
先生や先輩だからといって、完璧じゃなくてもいいんです。

確かに、「先生」や「先輩」という立場に甘んじて、ただ威張り散らしていたら誰もついてこないと思います。「先」という漢字は、ただ先に生まれたというだけの意味。先に生まれた分、経験は多いかもしれませんが、だからといって優れているとか、勝っているとは限りません。
どんなにぎこちなくても、不器用でも、誰かのために一生懸命やる姿が人の心に届くような気がします。上手く教えようとしなくても、上手くまとめようとしなくてもいいんです。
先程あげた、私の初任時の話の続きをします。
崩壊しかけた授業。先輩の先生に「まず生徒に先生は味方だと思ってもらえることが大切です。そのためには一人ひとりと向き合うこと、一人ひとりがやったことを認めてきちんと評価してあげることが必要ですよ。」と言われました。それから実験をするごとに、クラスであがった意見をまとめ、疑問に答えるというプリントをつくり、良かったレポートはみんなに紹介するという取り組みを始めました。そのかいあってかは分かりませんが、一年が終わる頃にはだいぶ授業は落ち着きましたし、卒業する頃には「あの時うちら酷かったよね。先生初めてだったのに大変だったね。ごめんなさい」とそのクラスの生徒に言われたりもしました。
その後もクラス担任を持っては上手くいかなかったり、部活でも上手くいかなかったり、凹むこともたくさんありますが、何とか毎日やっています。
何か頑張ってみたからといって、今すぐに分かってもらうことは無理かもしれないし、必ずしも皆に分かってもらえないかもしれません。でも届くと信じて頑張ることが大事なのだろうなと思います。
先輩も先生も、ともすると孤独なものです。自分で頑張らなくちゃいけないと思うあまり、自分を追い込んで辛くなることもあると思います。
もちろん責任をもってやることは大切なことです。でも、その責任に押し潰されそうになったら、周りの人にSOSを出してみることも必要だと思います。一人で抱え込まず、仲間に相談してみることで解決に向かうこともたくさんあると思います。
これから先輩になる皆さん、自分のペースで焦らずゆっくり先輩になっていってください。辛いときは辛いって叫んでください。
後輩の皆さん、先輩たちが頑張っている姿を見てあげてください。そして先輩たちを助けてあげてください。
お互いが協力しあってこそ、いいチームがつくれると思います。そんなあたたかいチームが増えていってほしいなと思います。

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