「不安」や「心配」な気持ちとどう向き合ってみるか?

誰でも不安や心配な気持ちに押し潰されそうになることはあると思います。
では、「不安」や「心配」という感情はどこからくるのでしょうか。
・明日のテスト、上手くいくかな。
・合格しなかったら、どうしよう。
・本番で失敗してしまったら、嫌だな。
・この仕事でミスする訳にはいかない。

など。
考えてみると、それだけその対象が自分にとって大切だったり、一生懸命打ち込んでいたりするものだったりすると、「不安」や「心配」という感情は強くなるような気がします。「失敗したくない」「上手くいってほしい」という思いが強いからこそ、不安や心配な気持ちは増長されていくのかもしれません。
不安や心配な気持ちはできれば抱えていたくないものですが、考えようによっては、それだけ大切に思えるものに出会えて、それに打ち込もうとしている自分がいるということです。そうやって悩み迷いながら、自分なりに歩いていくことで、新しい道が拓けるようになるのかもしれません。
不安や心配な気持ちを抱えていたりすると、なかなか自分に余裕がなくて人に優しい気持ちで接することができないこともあるように思います。そして、そういう自分に嫌気がさしてしまうこともあるかもしれません。でも、誰でも不安や心配な気持ちを抱えることはあるものですし、それだけ頑張っている自分がいるという証拠でもあるのだと思います。
不安や心配な気持ちを抱えながらも、困難を乗り越えてきた人は、人のことも自分のことも優しく受け入れられる穏やかな空気を持っているような気もします。そういう人たちを見ていると、「困難を乗り越えた」というよりは、「目の前にあることを誠実にやっていった」結果なのかなと思うこともあります。
不安や心配な気持ちに押し潰されそうになったとき、その気持ちを押し殺そうとするのでもなく、不安や心配をぬぐい去るためにはたらくのでもなく、ただ目の前にあることを、自分のペースで少しずつやっていければいいのかもしれません。自分ではとても小さな一歩にしか思えないかもしれませんが、そうやって一歩ずつ歩んでいくことが、不安や心配をぬぐい去るための大きな一歩になるように思います。
冒頭の事案だとしたら、
・明日のテスト範囲の知識、一つでも増やそう。
・合格するために、自分の得意な分野を磨こう。
・本番で悔いが残らないように、準備は精一杯やろう。
・この仕事で必要なことをリストアップして、抜けないようにしよう。

などというように考えてみるだけでも、やることは見えてくるはずです。
「頑張ろうとしている自分」を認めて、応援してあげること。
それが、不安や心配な気持ちを受け止めてあげるということなのかもしれません。

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