歌をバズイングにのせて奏でる

うっかり夏風邪をひいたみたいで、更新が遅くなってしまいましたが、一昨日の北村源三先生のお話の続きです。
これは大学生の頃から言われてきたことですが、先日も「音は振動が先、息は振動を支えるためにある」ということを繰り返しおっしゃっていました。
「さて、歌おう!」
と意気込んだらまた別なのかもしれませんが、知っているフレーズをとっさに口ずさもうと思ったとき、わざわざ息をたくさん吸って、息を吐こうと思って吹くことはほとんどないかと思います。
トランペットを吹くときも同じことで、息をたくさん吸って吐くことが目的なのではなくて、音楽を歌うことが目的だからこそ、「歌をバズイングにのせて吹く」くらいに意識してみるといい、というお話でした。
この時気を付けなくてはいけないのは、バズイングは、唇だけでトランペットの音域を作り出すのではなく、自分自身はテューバのバズイングをしておいて、マウスピースのリムを使って振動を速くして音を高くしてやればいいということです。
参考→テューバのバズイングでトランペットを吹く
http://s.webry.info/sp/rapparapa.at.webry.info/201506/article_14.html
それだけ無理のない、力みのないバズイングをして、そこに頭の中で鳴っている音楽をのせていく。そのように考えて吹いてみると、とても楽に演奏できるようになる気がします。
またいろいろ研究していきたいと思います。

iQiPlus

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。