いかにアレクサンダーテクニークを演奏に取り入れるか? ~ATが目的にならないために~

今日はフォロワーさんとのやり取りの中から、「いかにアレクサンダーテクニークを取り入れて演奏するか」ということについて考えてみようと思います。
——————
(Fさん)
おはようございます!
部活関係というよりも、奏法的なことなのですが、息が楽器に入ることとアレクサンダーテクニークを両立することが難しく…

——————
(私)
おはようございます!
ちなみに、ATを使うときに意識していることや、具体的にどのようなときにそう感じることが多いか教えていただいてもよいですか?
——————
(Fさん)
やはり、体が自然な状態(頭が動けて体がついてくる状態、息の通り道にプレッシャーのない状態)を意識しているのですが、意識するあまり自然でなくなって逆に硬くなっているような気がします。
どのような時にについてですが、ここ最近常に起こってしまっています。

——————
(私)
なるほど。私もATを使おうとするあまり、逆に首の周りに力が入って痛くなったことがあります。力を抜こうとすると、また別のところに力が入ることはよくあるように思います。いろんな抜き方があると思いますが、1回「逆アレクサンダー」をやってみるとよいかもです。
ちなみに「逆アレクサンダー」というのは、頭をギュッとかためて、全身をくしゃっと固めた状態をつくることです。その状態から、「頭が自由に動けて、体全体がついてきて」、力の入っている所の力を一つ一つ抜いていくことで、吹くのに必要な力だけが入った状態をつくることができるように思います。
——————
(Fさん)
なるほど、「逆アレクサンダー」ですか…
その案は思い浮かびませんでした。
逆アレクサンダーをすることで、余計に力が入ってしまうような副作用?とかはないんですか?

——————
(私)
「逆アレクサンダー」は結構授業でもやるんです。もしかしたらそういう副作用?もあるかもしれませんが、意識して力を一カ所ずつ抜いていくことで、使う筋肉を意識的にコントロールすることが徐々にできるようになるのかなと思っています。まだ自分も実験段階ですが(^^;
——————
(Fさん)
なるほど、まずは試してみたいと思います!
——————
(私)
ちょっと試してみて、またどうだったか教えて下さいね!(^^)
——————
後日
——————
(Fさん)
ある程度は良くなりました。
ただ、また少し時間が経つと戻ってしまう感じがあったので少しう?ん、って感じでした。

——————
(私)
そうですか。。もしかしたら、「息は下から上」ということだけ考えてやってみるのもいいかもしれません。アレクサンダーやることが目的になってしまうと、ドツボにはまりやすいので、あくまで「こういう風に吹きたい」があって、その為にATを使うと考えるとよいかもです。
——————
(Fさん)
なるほど、アレクサンダーをメインでなくサブにですか。
また明日、やってみたいと思います。

——————
(私)
はい、またやってみてどうだったか教えてくださいね(^-^)
——————
後日
——————
(Fさん)
やってみました。
心持ちとても楽になりました。

——————
(私)
よかったです!
——————
アレクサンダー・テクニークは、上手く利用することができれば、より楽に、より自分の持っている力を最大限まで引き出すことができるメソッドだと思います。
しかし、よく陥るのが「演奏のためにアレクサンダー・テクニークをつかう」のではなくて、「アレクサンダー・テクニークをつかうこと自体が目的」になってしまうということです。
あくまで、アレクサンダー・テクニークを使う目的は「自分の望みのため」です。音楽であれば、「楽に吹くこと」が目的というよりは、「自分の奏でたい音楽を奏でたいように奏でる」ということが目的になると思います。だから究極の話、アレクサンダー・テクニークを使えていなかったとしても、奏でたい音楽が奏でられればいいわけです。
何か上手くいかないことや、思い通りにいかないことがあったとき、アレクサンダー・テクニークを思い出してみます。頭が自由に動ける状態であるか、そこに脊椎(体全体が)ついていくことができているか、それを意識してみるだけで状況が改善することは大いにあり得ます。
「アレクサンダー・テクニークが使えていないからダメだ」と考えるのではなく、「望みのためにアレクサンダー・テクニークを使うことも一つの手段」くらいに考えてみると、逆に自分のことを追い込まず、自分を固めずに、自由微奏でられるような気がします。
私もまだまだ勉強中で、うまく使えないことも多々ありますが、何のためのアレクサンダー・テクニークなのか、というところを忘れないように、自分の心も体も上手に使えるようになっていきたいと思います。

iQiPlus

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。