『絶対!うまくなる 吹奏楽100のコツ』を読んで…

昨日、Amazonで頼んでおいた、小澤俊朗先生の新刊『絶対!うまくなる吹奏楽100のコツ』が届きました。
帯にある「3分で読める」というのはちょっと…と思いましたが、パラパラめくってみたらなかなか良い感じだったので、今日はとりあえず気になった記事とその感想をしたためていこうと思います。
① 『音に対しても「よい音」に囲まれた生活が上達の手助けとなるのです』

やっぱりたくさんの良い音をできるだけ生で聴いて、音の質感や距離感を意識できる力を磨いていくのがよいのだろうなと思います。語学が耳から入ると身につきやすいのと、音楽も同じことなのではないでしょうか。
② 『音階練習を行う際には(中略)あたかも曲を演奏しているように、明確なイメージをもって行う必要があります』

音階練習をただルーティンワークのようにこなすだけでは「基礎練のための基礎練」になってしまいます。音階が頭に入っていることで曲の理解が深まり、表現がしやすくなると考えてできるとよいように思います。
③ 『ロングトーンにおけるチェック項目は以下の通りです。
   ・よい姿勢(フォーム)で吹いているか
   ・よい呼吸(ブレス)で吹いているか
   ・よい(響きのある)音色で吹いているか
   ・よい(クリアな)発音で吹いているか
   ・よい気分で、身体をリラックスさせて吹いているか』

確かにどれも大切なことです。ロングトーンも意味を考えてやらないと、ただの“つまらない練習”になってしまいかねません。
だからこそ、「~吹けているか」じゃなくて、それぞれの項目について「~吹きたい」って思いながらロングトーンができたら、きっと楽しくやれる気がします。
④ 『スランプは真剣に取り組んでいる証拠。ステップアップのための準備期間と考えよう』

悩んだり、落ち込んだりすると、余計なことを考えて、余計な力が入って、カラダもココロも自由でいられなくなり、思うように吹けなくなることもあります。誰にでもあることだと割り切って、たまには音楽から離れて思いっきり休んでみるのも悪くないかもしれません。
そのうち「~したい」「楽しいから~する」思考になってきたら、それがスランプ脱出のサイン。またそこから始めていけばいいだけのような気もします。
⑤ 『「吹奏楽を好きになる」これが上達の究極のコツ』

これが『100のコツ』の100番目にありましたが、まさにその通りだと思います。
まずは自分が好きになって、楽しんで、幸せを感じること。
それがありさえすれば、悩んで壁にぶつかることがあっても乗り越えて、もっと上達した自分に出会えると思います。
一人ひとりがそんな思いを抱えながら上達して、さらに楽しみを感じられるような、そんな部活にしていきたいと強く思いました。

絶対! うまくなる 吹奏楽100のコツ
ヤマハミュージックメディア
小澤 俊朗

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